僕がTOEICのスコアを2か月で650→800点に上げた方法 【TOEIC勉強法】
目次
最初に
なぜTOEICを受験したか
TOEICを受験した理由は大学院入試でTOEICのスコアが必要だったからです。
TOEICは大学3回生の後期の終わり (ちょうどテスト期間) のときの1/28に初めて受験し3/11, 4/8と受験しました。
実際のスコア
実際に取ったスコアがこちらになります。
ちなみに5月にも受験しました。
元々800点を目標にしていて4月時点で達成してしまったのですが、3月あたりに5月分まで申し込んでしまった (4月で800点とれると思ってなかった) のでとりあえず受験しました。
一応点数は少し上がりましたが、4 ~ 5月の受験の間でTOEIC対策はほとんど何もしていません!(院試勉強と研究室に集中したかったので、テスト日直前に少し見直したくらい)
僕がしっかり勉強したのは大学の後期授業が終了して少し経った2/12 ~ 4/8までの約2か月になります。
この期間僕がどんなふうに勉強したのか紹介したいと思います。
スケジュール帳は必須
勉強を始めようと思っている方でスケジュール帳を持ってない方は購入した方がいいと思います。どんな手帳でも良いです。僕は高橋手帳を使ってました。
スケジュール帳を持つ利点はたくさんあります。
- 計画的に勉強できる
- モチベーション維持に役立つ
それぞれについて説明していきます。
勉強計画
スケジュール帳には明日何をするかを一日の終わりに書いていました。
また目標を期間で分け
- 長期目標 (次のTOEICで ~ 点取るためにこの問題集をこのくらいやろう)
- 中期目標 (一週間で大体問題集をこのくらいやろうなど)
- 短期目標 (明日はこのくらいやろう→手帳に書く)
の3つに分けていました。
まず長期目標で次のTOEICで取得したいスコアを大雑把に設定します。
そしてそのスコアを取得するために何をするか (このPartが苦手だからこの問題集をこれだけやりたい。単語帳を試験日までに ~ 周しておきたいなど) を決定します。
そして長期目標を達成するために中期目標を設定します。
僕の場合は長期目標を達成するためには一週間でこれくらいの量やらなあかんなぁというのを考えてました。
そして中期目標を達成するために短期目標を設定します。
これは明日なにをするかという目標です。大体でいいので中期目標をもとに明日はこれだけやろうというのを決めます。
そして決めた短期目標を一日の終わりに手帳に書きます。
ここで注意として、勉強時間で予定を立てないでください。
勉強時間なんて正直どうでもいいです。一日数十分だろうが数時間だろうが設定した量をこなすことに意味があります。
モチベーション維持
モチベーション維持はスコアを上げるという点において非常に重要です。
勉強をやり始めたときにはものすごくやる気があっても絶対にやめたくなるときがあります。
そんなときに手帳を見直すとこれだけやってきたのだからここで諦めるのはもったいないなとそんな気持ちになります。
そして中だるみの時期を超えて習慣化してしまえば指数関数的に勉強効率が上がります。
もう歯磨きするような感覚で勉強できれば最高です!(そこまでたどり着くのは難しいですが...)
勉強法に正解は無い
最初に言っておきますが僕が紹介する勉強法が絶対に正しいとは思わないでください。
なぜなら各々実力が違い、やるべき勉強も異なるからです。
100人いれば100通りの最適な勉強法が存在すると思います。
なので僕がおすすめするのは自分の目標とするスコア、あるいはそれ以上のスコアを取得した人の勉強法をできる限り多く見るということです。
TOEICの勉強法なんてネットで探せばいくらでも出てきます。
なのでたくさんの勉強法を見て、良さそうな、継続できそうな勉強法を抽出し、自分の勉強法に取り入れましょう。
実際に僕が行った勉強
第1回目(~2018/1/28)まで
さすがに何も勉強せずに受けたら悲惨な結果になりそうだったのでまず各大問の解き方だけでも把握しようと思いこの教材を購入しました。
この問題集のTEST1, TEST2をだけを解いて試験に臨み、650点を取りました。
ちなみにTEST1を解いた時、まっったく解けなくて2時間経つ前に諦めて答えを見ていた記憶があります。(笑)
なので現時点で全く解けない人や2時間も集中できないって人もいずれできるようになるので安心してください。
650点を取ったときのアメビがこちらになります。
リスニングの短い会話だけ平均点を大きく下回っていますが、大体どのパートも平均点少し上くらいの点数を取ることができました。
次に先ほど紹介した問題集について少し触れたいと思います。
この至高の模試600問の良いところは解説が丁寧で付録も豊富なところです。
至高の模試600問のいいところ① 解説
この問題集は公式問題集ではありませんが、公式問題集には載っていないようなTOEICの問題に対するアプローチの仕方が細かく解説されています。
特に必勝tipsというコラムが解説の中にあるのですが、これはすごくためになるので読んでおいたほうがいいです。
至高の模試600問のいいところ② 付録
この問題集を買えば無料で様々な特典コンテンツをダウンロードすることができます。
その中でもおすすめなのが
- 模試1 ~ 3 Part2 質問・呼び掛けと正解応答のペア音声
- 模試1 ~ 3 Part5 正解入り問題文音声
- 模試1 ~ 3 Part6 正解入り問題文音声
- 模試1 ~ 3 Part7 問題文書音声
です。
まず1つ目の「模試1 ~ 3 Part2 質問・呼び掛けと正解応答のペア音声」は
Part2の問題文と正解応答のみの音声となります。
なのでこれを空き時間などに聞くことで、Part2の正解パターンをおおよそ把握することができるようになります。この特典はこの問題集で一番おすすめなので購入された方はぜひダウンロードしてほしいと思います。
2, 3つ目はPart5, 6の正解入り問題文音声、4つ目はPart7の問題文書音声でこれも耳を使って勉強できるので非常におすすめです!
第2回目(2018/2/12 ~ 2018/3/11)まで
この期間の最初はとにかく勉強の習慣をつけることを意識して毎日少しでも勉強するようにしていました。
この期間にやったことは
- 至高の模試600問 TEST1, TEST2 復習
- 至高の模試600問 TEST3 時間測って解く→復習
- 出る単特急金のフレーズ (3周半)
- TOEIC公式問題集2 TEST1 時間測って解く→復習
- TOEIC公式問題集2 TEST2 時間測って解く (試験日直前)
- 至高の模試600問TEST1, 2, 3のPart2, 3, 4再度復習
- TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問 1 ~ 659問 + 間違えた問題のみ復習
になります。
この勉強で僕は3/11の試験に臨み、740点を取得しました。
そのときのアメビとスコアはこちらになります。
1/28の試験結果と比較すると
Listening 330 → 335 (+5点)
Reading 320 → 405 (+85点)
試験終わった時点で分かっていたのですがListenigが全然できませんでした。。。
Listeningもちゃんと勉強したつもりだったのですが全然甘かったみたいです。。。
そして次の4/8のテストまでにはListeningの点数を上げるためにはどうすればよいかについて必死に考え、勉強しました。
(そして4/8のテストではリスニングが405点 (+70点)、5月のテストでは全然勉強しませんでしたが420点 (+85点)となりました。)
またReadingの点数が飛躍的に上がった理由についてはこの後紹介する、文法問題でる1000問で詳しく説明します。
次に、新しく購入した教材について触れておきたいと思います。
でる単特急 金のフレーズ
金フレは絶対にやったほうがいいです。やはり単語ですよ単語!!
これをやったことでかなり変わったと思います。
具体的な勉強方法についてはこの単語帳アプリと連携していて無料で音声を聞くことができるので毎日200単語くらい単語帳みながらひたすら音声を流していました。
このとき一緒に声に出せればなお良いと思います!
1000個終えたらまた最初からはじめ、徐々に音声スピードを変えるなどして最終的に短時間でできるだけ多くの単語に触れるようにしましょう!
そうすれば覚えようとしなくても自然に暗記することができます。
TOEIC 公式問題集
これは言わずもがなですが絶対やりましょう。
800点を取るのに一番貢献してくれる教材です。
正直な話、TOEICの公式問題集をやりこみさえすれば、800点は余裕で超えると思います。それほどTOEIC受験において欠かせない教材です。
僕は公式問題集2と3しか解いていませんがおそらく最新版のものほど難易度は高くなっていると思います。
そして最終的には必ず最新版の公式問題集をやりこみましょう!
これが僕が2か月間勉強してきた中での一番の最適解だと思います。
TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問
この本もめちゃくちゃおすすめです!!!
この本をやる前とやった後のスコアとアメビを見てもらいましょう!!
Readingのスコアが85点も上がってるんです!!
そして1/28と3/11でAbilities Measured の赤枠の部分を比較してみてください!
語彙が理解できる 56 → 86 %
文法が理解できる 74 → 95 %
とめちゃくちゃ上がってるんです!
そして下の表を見てみてください!
参考URL http://enjoylifeinenglish.blog112.fc2.com/blog-entry-361.html
おそらく、文法(Part5)が満点近くとれていることが分かると思います!
しかもそれに伴ってPart6, Part7のスコアも上がっているのです!
なぜ文法の勉強でPart6, 7のスコアが上がったかというと、文法の勉強をすることで、Part5にかかる時間が少なくなる=Part6, 7に多くの時間を割けるということなんです!!
Listeningが終わると大体の方はPart5から解き始めると思います。
このときPart5で詰まってしまうと結構焦ります。そして焦りによって中途半端な根拠で解答してしまい、点数に繋がらなかったりします。
しかしPart5をすんなり解くことができると精神的余裕ができます。
なのでReadingの点数で伸び悩んでいる方はまずPart5がすんなり解けるように勉強することをお勧めします。
それにこの問題集で使われている例文にはTOEIC頻出の単語も多く使われており、自然にPart6, 7を解くスピードも上がります!
なので何度も言いますがReadingの点数を上げたい方にはこの文法問題でる1000問を強くお勧めします。
最後にこの本のメリットとデメリットを紹介しておきます。
○メリット
- やりこめばTOEICの文法は完璧に早く解けるようになる。
- 似たような問題が何度もでてくるので1周やるだけでも効果がある。
- 問題タイプ別練習問題が659問、文法模試が390問あるが、問題タイプ別練習問題659問をやるだけでも効果あり
大体の問題集は何周かしないと効果が実感できないですが、このでる1000問は1周やるだけで効果が出ます!!
しかも全部やらなくても問題タイプ別練習問題の659問さえやれば効果は実感できると思います。
○デメリット
- 量が多いので時間がかかる
やはり量が多いので1周やりきるのにも結構時間がかかります。
なので勉強時間をあまりとれない方にはお勧めできないかもしれません。
しかしこの本には各タイプ別問題の解き方も数ページにまとめてあるのでこれを見るだけでもだいぶ違うと思います。
とりあえず効果はほんとうにあるので一度書店で手に取ってみてほしいと思います。
第3回目(2018/3/11 ~ 2018/4/8)まで
前回のテストでListeningが悲惨だったのでこの期間ではListeningに重点を置いて勉強しました。
この期間にやったことは
- 出る単特急 金のフレーズ (4周半)
- 文法問題でる1000問 659 ~ 1049問 + 間違えた問題のみ復習
- 文法問題でる1000問 1 ~ 659問 + 間違えた問題のみ復習 (2周目)
- 公式問題集2, 3のPart2, 3, 4 シャドーイング、速聴
- 至高の模試600問 Part2 復習
- TOEIC L&R テスト Part2 応答問題でる600問 1 ~ 378問
になります。
そしてリスニングの勉強法について参考にさせていただいたのがこのブログでした。
リスニングの勉強法を調べるとシャドーイングという言葉が必ず出てきます。
みなさんも絶対一度は聞いたことあると思います。
しかしシャドーイングについて実際調べてみると、サイトによってシャドーイングの定義がまず違うんですよね。(笑)
しかも具体的なシャドーイングの方法について誰も説明してくれてないんです。
もうシャドーイングって結局なんなんだと悩みまくり調べまくった結果このブログの記事に出会いました。
このブログの記事は英語学習に悩んでいる方は絶対に見たほうがいいです!!
僕はこのブログで英語が嫌いから好きへ変化しました。
まさにこの記事は僕の人生を変えたといっても過言ではないです。
僕が6 minute Englishの記事を毎週投稿しているのもこのブログの影響です。(笑)
このブログを参考に僕はTOEIC公式問題集2, 3のPart3, Part4の英文を完全に理解した後、
を1セットにして同じ教材で4日間このセットを2 ~ 3回繰り返しました。
ちょっとわかりにくいと思うので例を出します。
公式問題集2のTEST1のPart3で13個会話文があります。
それを1日で上に示した
の1セットをPart3の13個の英文すべてに対して2 ~ 3回行います。
これを4日間継続します。
5日目からは公式問題集のTEST1のPart4の10個のトークにシフトして
それを1日で
の1セットをPart4の10個の英文にすべてに対して2 ~ 3回行います。
これを4日間継続します。
このような感じでPart3, Part4のリスニング対策をしていました。
また一度シャドーイングを終えた教材は空き時間に速聴することで頭の中に定着させていました。もうここまでくると会話文で次何を言うか聞かなくてもわかるレベル(暗記してしまっているレベル)になります。
Part2に関しては本当に苦手だったので公式問題集と至高の模試600問のPart2に加えて
TOEIC L&R テスト Part2 応答問題でる600問で練習をしていました。
この教材については後程説明いたします。
そしてお待ちかねの4/8のテスト結果がこちらになります。
3/11と4/8で結果を比較すると
Listening 335 → 405 (+70点)
Reading 405 → 395 (-10点)
Readingに関しては点数が下がってしまいました。(笑)
リスニング対策にほとんどの時間を割いていましたのでまだ-10点に抑えられてよかったです。
またリスニングに関してはかなり点数が上がりました!
やはりシャドーイングは偉大です...
最後にTOEIC L&R テスト Part2 応答問題でる600問について少し紹介しておきます。
TOEIC L&R テスト Part2 応答問題でる600問
最近のTOEICのPart2は本当に難しくなっていると思います。
なぜならやり取りの背景にある文脈を読み取って回答しなければならないからです。
例えば次のような問題
飛行機のチケットを購入しましたか。
→いいえ、まだです。
なら簡単ですよね。でも最近の問題は
飛行機のチケットを購入しましたか。
→出張申請がまだ承認されていないんです。
一瞬正解かどうか迷いますよね。でもこの迷いがPart2においては命取りになります。
こんな風に文脈を読み取らないといけない問題が多く出題されています。
なのでこういった問題の対策をする際にはこの本はとても良いです!!
またこの本も問題タイプ別に解き方の解説がまとめられているのでこれをみるだけでも価値はあると思います。
最後に
ざっと僕が実際に行った勉強について紹介してきました。
しかしこれが正解ではなく、良いと思う部分があれば抽出して利用しようくらいの気持ちで見ていただければと思います。
また苦手な部分をつぶすのが一番効率よく点数を上げることができる方法だと思います。listening、Readingともに400点→450点にあげるよりも350点→400点に上げるほうがはるかに楽です。
あと公式問題集は何回も何回も復習しましょう。もう全て暗記してしまうくらいにまで。そうすればもっと楽に800点超えるような気がします。
また何か思い出したら更新するかもしれません。半年前のことなので当時の手帳を見て思い出しながら記事を書かせてもらいましたがまた何か思い出すことがあるかもしれません。
とりあえず今回はこの辺で。お疲れさまでした!